源氏 物語 葵 現代 語 訳。 「源氏物語」の「葵」の一節ですが、現代語訳を見てもいまいち意味が...

『源氏物語』の“葵”の現代語訳:3

経験したことのない所在なさを、お気の毒に思われなさって、三位の中将は、毎日お部屋に参上なさっては、世間話などを、真面目な話や、また例の好色めいた話などをも申し上げて、お気持ちをお慰め申し上げなさる中で、あの典侍の話は、お笑い種になるようである。 六条の御息所の生霊であるとも、その父である故人の大臣の亡霊が 憑 ( つ )いているとも言われる 噂 ( うわさ )の聞こえて来た時、御息所は自分自身の薄命を 歎 ( なげ )くほかに人を 咀 ( のろ )う心などはないが、物思いがつのればからだから離れることのあるという魂はあるいはそんな恨みを告げに源氏の夫人の病床へ出没するかもしれないと、こんなふうに悟られることもあるのであった。 大将殿はこれをお聞きになって、どのようなお具合でいられるのかと、哀れに思われて、思いを決めてお見舞いにいらっしゃった。 すぐれた験者どもにも調伏されず、しつこい様子は並の物の怪ではない、と見えた。

もっと

源氏物語『葵』現代語訳(1)(2)

「ご自分の 生 いき 霊 りょう や、亡き父大臣の死霊だなどと言う者がいる。 思ひ定めて・・・そこと思いきめて。 」と、親しげに言って、 嘆きわび 空に乱るる わが 魂 たま を 結びとどめよ したがひのつま 悲しむあまり空にさまよっている私の魂を、下前の褄を結んでつなぎとめてください。 そしてそのことは、やはり姫が「女の悲しい運命を、痛いほどにかみしめた人」(『評釈』)というような、大きな心の傷を受けたわけではないということを傍証しているように、私には思われます。 そして幸福と不幸はその枠の中にあるのです。

もっと

源氏物語『葵(葵の上と物の怪)』現代語訳(1)(2)

源氏は「『なんと子供っぽいご様子か』と、かわいらしくお思い申し上げなさって、一日中」(同書)なだめすかすのですが、姫君の心はほぐれません。 一条大路は、隙間なく、恐ろしいくらいざわめいている。 ほうぼうのお桟敷に、思い思いに趣向を凝らした飾り付けや、女性の袖口までが、大変な見物である。

もっと

源氏物語『葵(葵の上と物の怪)』現代語訳(3)(4)

ちょっと外出致しますにつけても、よくぞ今日まで生き永らえて来られたものよと、悲しみに掻き乱されるばかりの気がするので、ご挨拶申し上げるのも、かえって悲しく思われるに違いないので、そちらにはお伺い致しません」 とあるので、ますます大宮は、目もお見えにならず、沈み込んで、お返事も差し上げなされない。 「旧き枕故き衾、誰と共にあったか」とあるところに、 「亡くなった人の魂もますます離れがたく悲しく思っていることだろう 共に寝た床をわたしも離れがたく思うのだから」 また、「霜の華白し」とあるところに、 「あなたが亡くなってから塵の積もった床に 涙を払いながら幾晩独り寝をしたことだろうか」 先日の花なのであろう、常夏の花が枯れて混じっていた。 大将殿も、常にとぶらひ聞こえ給へど、 大将殿(=光源氏)も、いつもお見舞い申し上げなさるけれど、 まさる方のいたうわづらひ給へば、御心のいとまなげなり。 夫人は泣いてばかりいて、おりおり胸がせき上がってくるようにして苦しがるのである。 15 蓬 生• 左大臣も源氏もあわてて退出して来たので、 除目 ( じもく )の夜であったが、この 障 ( さわ )りで官吏の任免は決まらずに終わった形である。 どこの風流女のすることであろうと思いながら、そこは実際よい場所でもあったから、その車に並べて源氏は車を 据 ( す )えさせた。 43 紅 梅• お車を引き出して、前駆の者などが参上する間に、悲しみを知っているかのような時雨がはらはらと降ってきて、木の葉を散らす風が、急に吹き払って、御前に伺候している女房たちは、何となくとても心細くて、少し乾く間もあった袖が再び湿っぽくなってしまった。

もっと

『源氏物語』の“葵”の現代語訳:6

「すげないお扱いながらも、しかるべき時節折々の情趣はお見逃しなさらない、こういう間柄こそ、お互いに情愛を最後まで交わし合うことができるものだ。 」と、削ぐのにお困りになる。 参考文献 『源氏物語』(角川ソフィア文庫・ビギナーズクラシック),玉上琢弥『源氏物語 全10巻』(角川ソフィア文庫),与謝野晶子『全訳・源氏物語 1~5』(角川文庫) 楽天AD [古文・原文] そのころ、斎院も下りゐたまひて、后腹の女三宮ゐたまひぬ。 祭りの日の源氏は左大臣家へ行かずに二条の院にいた。 続きはこちら. (その車の供人たちが)「これは、絶対に、そのように押しのけたりなどできるお車ではない。 女房たちは退いて控えているので、お側にお寄りになって、 「どうして、こう気づまりな態度をなさるのか。

もっと

『源氏物語』の“葵”の現代語訳:1

たしかにのたまへ。 ちなみに源氏は二十二歳になっています。 はなはだしく。 つらき方に思ひ果て給へど、今はとてふり離れ下り給ひなむは、「いと心細かりぬべく、世の人聞きも人笑へにならむこと」と思す。 さ=副詞、そう、その通りに、そのように。 浅みにや 人はおりたつ わが方は 身もそぼつまで 深き恋路を おぼろけにてや、この御返りを、みづから聞こえさせぬ」などあり。

もっと

源氏物語に登場する物の怪。第九帖『葵』のあらすじ|終活ねっと

拝見している女房たちもまことに悲しい。 ご養教。 その晩、亥の子餅を御前に差し上げた。 葵~つひに御車ども立て続けつれば~ 【冒頭部】 つひに御車ども立て続けつれば、人だまひの奥に・・・・・・ 【現代語訳】 とうとう(葵の上がたの)お車を立て並べてしまったので、(御息所の車は葵の上の)供人の車のうしろに押しやられて何も見えない。 作者からの敬意。 人の忠告に従い蘇生の術として、それは 遺骸 ( いがい )に対して 傷 ( いた )ましい残酷な方法で行なわれることまでも大臣はさせて、娘の息の出てくることを待っていたが皆だめであった。 身のうきほど・・・わが身のつらい程度。

もっと

源氏物語葵車争ひ車争い大殿には日たけゆきて品詞分解助動詞敬語全訳(9/9ページ)

葵の上のもとでたかれていた香の匂いが、六条の御息所の着物に染みているということであり、御息所の生霊が葵の上の所にいたことを暗示している。

もっと